株式会社コウミ

経理責任者の後任人材を採用!採用活動の際に行った工夫とは?

企業名:株式会社コウミ
所在地:山口県下関市
ホームページ:http://www.koumi-co.jp

梱包資材の製造販売を中心に、アルミ加工品事業、ステンレスパイプの製造・試験・検査・梱包請負等の事業を展開。

今回は、外部人材の採用をされた、同社代表取締役社長 村田 善昭 様にお話を伺いました。

人材採用前の課題と
採用後の効果

採用前の課題

  • 後任人材(経理責任者)の確保
  • 若手社員の育成

採用後の効果

  • 社内体制の強化
  • 育成体制の構築

課題・背景

  • 外部人材の採用前に、課題だと感じられていたこと、悩まれていたことを教えてください。

     5年先、10年先を見据え、世代交代への準備が必要だと考えていました。今すぐではないものの、いずれ訪れるタイミングに向け、次世代を担う人材の育成が必要でしたが、会社の要でもある経理責任者(役員)の後任候補が社内には不在でした。これまでも、ハローワークを活用しての人材採用や、人材派遣会社から経理実務を担う派遣社員を受け入れるなど、経理部門の体制強化を図ってはいましたが、なかなか求める人材には出会えていませんでした。

  • YMキャリアにご相談、ご依頼いただいたきっかけを教えてください。

     YMキャリアと接点を持ったきっかけは、取引銀行の紹介です。金融機関が様々なソリューション提案を行っていることは認識していたので、何か解決の糸口が得られないかという思いで取引銀行に相談したところ、YMキャリアを紹介されました。
     YMキャリアとの協議では、外部人材に担ってほしい役割や求めるスキルを整理しました。経理業務を理解した上で、実務と管理が行えることを重視していたので、それらを踏まえて候補者の選定を進めてもらいました。

採用活動について

  • 採用活動の中で工夫されたことはありますか?

     採用選考の際には、実務面のスキルや理解度の確認を行うためにいくつか工夫をしました。スキルや理解度は書類や面接だけで把握することは難しいので、実際に仕訳作業を行ったり、経理に関する話題への応答力を見極めたりする時間を面接後に用意しました。作業や対話を通して、知識・経験ともに問題ないことが確認できたので、最終的には事業会社での経理経験や事業の立ち上げ経験を持つ人材の採用が実現しました。

成果・効果

  • 外部人材のご採用によって生まれた成果や効果を教えてください。

 一番良かったのは、経理責任者の後任となり得る即戦力人材を確保できたことです。入社した人材は製造業での従事経験はないものの、決算業務などを順次経験しながら弊社の経理業務への理解を深めています。元々保有していた経理のスキルや、これまでの経験によって得た調整力などを活かしながら、業務にあたってもらっています。
 また、これまで現場以外の若手社員の育成は私や役員を中心に行ってきましたが、入社者には若手社員の育成にも関与してもらっています。さらに次の世代の人材育成を行うことで、今回のように後任人材がいないという状況を再び引き起こさないようにしたいと考えています。あわせて、様々な経験をした人材から指導を受けることで、若手社員のスキルアップやステップアップにも繋がると思っています。
 報連相がよく出来ており、周囲の社員とも柔軟性を持って対応していますが、これもこれまでの経験によるものだと思うし、若手の模範となっています。