フジスコ株式会社

総務部門役員の後任人材を採用!

企業名:フジスコ株式会社
所在地:広島県広島市
ホームページ:https://www.fujisco.co.jp/

創業した昭和32年から“おいしい飲料づくりの心”と、“お客様のみならず、関係するすべての方々の笑顔を 作っていく”という想いをもとに事業を展開。乳酸菌・酵素ドリンク、かき氷シロップ、ビネガードリンク、 そのほか、女性の健康課題の解決を目指す『WOMEN's』シリーズの商品等も手掛けています。

今回は、弊社「伴走型支援サービス」を活用して人材を採用された、
同社代表取締役 植田 悠司様と入社者様にお話を伺いました。

人材採用前の課題と
採用後の効果

課題

  • 後任人材の確保
    (取締役総務部長)

成果

  • 業務効率化
  • 内部改革(制度改善、教育推進)
  • 経営相談

課題・背景

  • 御社についてと、人材の採用にいたるまでの背景について、教えてください。

     当社は、氷みつ、酢飲料、希釈飲料、美容補助飲料等、様々な商品を開発、製造、販売をしています。また、食品安全マネジメントシステム『FSSC22000』の管理基準で製造をおこなっており、このシステムは製造部門のみならず、営業部門や管理部門も一緒になってチームとして運用しているため、全社的に食品安全意識を共有し、商品の製造をしています。
     人材面については、取締役総務部長が勇退することとなり、後任人材の採用が必要でした。勇退された部長は、入社40年超、部長として約20年の経験を持つベテラン社員でした。既存社員に新しい部長を受け入れてもらうには、信用力があり、マネジメント経験が豊富な人材が適任であると考え、特に金融機関出身者がその要件を満たすのではないかとイメージしていました。


    • YMキャリアにご相談・ご依頼いただいたきっかけを教えてください。

       メインバンクであるもみじ銀行の担当者へ相談してみたところ、関連会社である、YMキャリアを紹介されました。YMキャリアは、管理職クラスの人材や金融機関出身者の人材の紹介実績も複数あると伺ったので、YM キャリアと一緒に後任人材を探し始めることとなりました。


採用活動について

  • どのようなスキル・経験の人材を募集されましたか。

     前述したとおり、信用力とマネジメント経験を有する人材を希望しました。さらに、人材育成に前向きの方という要件も加えて、人材を募集することになりました。


  • 採用された人材はどのような方ですか。

     当初、後任人材としてイメージしていたとおり、採用・入社に至った方は、金融機関出身の方でした。在籍されていた金融機関では、数カ店の支店長経験と企画部門や人事部門等の本部業務の統括経験を有していました。職務経験は勿論ですが、金融機関での勤務を通じて得た知識や経験を地元企業へ恩返ししたい、という強い思いを持たれていることも採用の決め手になりました。

成果・効果

  • 採用によって生まれた成果や効果を教えてください。

     まず一つ目に挙げられるのは『業務効率化』です。当社には職歴の長いベテラン社員から若手社員まで多くの従業員がいますが、それぞれの思いを尊重しながら折衝案を見つけ、改善を進めていただきました。その一例として、システムを活用した『在庫管理の見える化』があります。数年前に在庫管理システムを導入したものの、うまく活用できていない状況でした。入社者が自ら業者に連絡し、使い方のレクチャーを受けた上で、当社にとってより良い使い方を検討した後に、社内に浸透させてくれました。これにより、在庫数や生産数の見える化が実現し、生産時だけでなく決算時の在庫数確認においても効率化が図られたと感じています。

     二つ目の成果としては『内部の改革』です。人事・労務面では、就業規則の見直しを行い、制度面からも働きやすい職場づくりを進めていただいています。また、近年“リスキリング(※)”という言葉が注目されていますが、当社においても、社員教育にも力を注いでもらっています。社員へ研修やセミナーへの参加を促進するだけでなく、入社者も共に参加し、業務に必要な知 識やスキルを学ぶ機会を提供していただいています。外部の人と接する機会が増えることで、社員のモチベーション向上にも繋がっているのではないかと感じています。
    (※今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するため、新しい知識やスキルを学ぶこと)

     そして、三つ目は、広い視野で経営相談できる相手ができたことです。入社者は金融機関出身であり、これまで様々な企業や人に接してきた豊富な経験を持っています。客観的な目線で経営に関する話ができることは、非常に貴重な資産です。このような視点を持つ人材が加わ ったことで、経営に対する新たなアプローチやアイデアが生まれ、当社の成長に寄与していると実感しています。実際に、現在『工場移転プロジェクト』を進めており、共に新工場の要件定義を行い、当社にとって最も適した方向性を考えています。このプロジェクトでは、建設会社との交渉窓口も担っていただいており、非常に助かっています。

     この他にも、多方面でご活躍いただいているため、今後も共に頑張っていきたいと思っています。