西海食品株式会社

財務部門責任者の後任人材を採用!

企業名:西海食品株式会社
所在地:山口県山陽小野田市
ホームページ:https://seikaisyokuhin.co.jp/

昭和36年創業。石臼と杵を用い、丹念に練り上げる伝統的製法で天ぷら(揚げ蒲鉾)を製造しています。平成15年に開店した直売店の『浜のてんぷら屋』や、オンラインショップでの販売もしています。

今回は、弊社「伴走型支援サービス」を活用して人材を採用された、
同社代表取締役社長 川浪 学 様にお話を伺いました。

人材採用前の課題と
採用後の効果

課題

  • 後任人材の確保
    (財務部門責任者)

成果

  • 財務部門体制の継続
  • 成長促進への貢献

課題・背景

  • 御社についてと、人材の採用にいたるまでの背景について、教えてください。

     当社は昭和36 年に創業して以来、天ぷらを通じて人々の食卓を豊かにし、ぬくもりと満足をお届けしています。他の水産練製品メーカーが蒲鉾や竹輪、つみれなどの様々な練製品を製造している中で、当社は揚げ蒲鉾にこだわった商品づくりをしています。
     このようなこだわりの商品を食卓に届けるためには、製造部門だけでなく、各部門がそれぞれの役割を果たすことが不可欠です。その中の一つである財務部門は、金融機関出身者が約15年間責任者として従事していました。その方は、前職での豊富な金融知識を活かして、取引金融機関との折衝や会計資料の作成などを行い、財務面から当社に貢献していました。しかし、70歳を超え、勇退を考えられていたため、後任の人材採用を検討する時期に差し掛かりました。会社にとって重要な業務であり、特に信用力が必要な役割であるため、後任にも同様に金融機関出身者の採用を希望していました。


    • YMキャリアにご相談・ご依頼いただいたきっかけを教えてください。

       このような背景をもとに、取引銀行に相談したところ、銀行のグループ会社である YMキャリアを活用して人材を探すことになりました。


採用活動について

  • どのようなスキル・経験の人材を募集されましたか。

     後任の人材に求めるスキルとして、金融機関での『マネジメント業務の経験』や『外部との折衝経験』を挙げて、採用活動を始めました。


  • 採用された人材はどのような方ですか。また、採用するときのポイントについても教えてください。

     銀行の支店長だけでなく、本部での監査や営業に関する企画立案の経験を持つ方を採用しました。また、山陽小野田市内の支店での勤務経験もあり、地域についてよく知っている点も親和性を高めています。

成果・効果

  • 採用によって生まれた成果や効果を教えてください。

     一つ目の効果としては、財務部門体制を継続できていることが挙げられます。新たに入社した人材は、前任者と同様に金融機関出身であるため、元銀行員としての視点を活かした財務関連業務がしっかりと伝承されています。前任者が築き上げた基盤を大切にしつつも、時代に即した新しい角度からの提案をいただいています。私自身も営業や製造部門により専念できていますし、財務部門も時代とともにバージョンアップし、多様な打ち手を持てるようになったと思っています。

     二つ目の効果は、『成長促進への貢献』です。入社者は補助金の活用について調査し、当社の成長を支える資源を効果的に利用する方法を日々検討しています。具体的には、入社者が申請手続きを中心となって担い、『ものづくり補助金』をはじめとした複数の補助金の交付が決まりました。これらの補助金をもとに、工場内に新しい機械を導入することができ、社員の業務の幅も広がり、柔軟な人員登用が可能となっています。
     さらに、導入した機械により最新の冷凍技術が利用できるようになり、業務用商品の販売も伸びています。従来、賞味期限の制約により販売エリアは近隣に限られていましたが、冷凍技術を駆使することで、その制約を取り払うことができ、業務用商品として関東圏への販路拡大が進んでいます。このように、入社者の取り組みは当社のさらなる成長に貢献いただいています。